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ISO研修講師日記Vol.6 (開始10分前の直前打ち合わせ)

  • tsunemichiaoki
  • 2月11日
  • 読了時間: 4分

更新日:2月12日

直前

「今日のオープニングは良かったです」

昼休みに先方事務局の方にお声がけいただきました。


再びリスクを取った運営をしてしまいました。

ですが何とか結果が伴ってホッとした瞬間となりました。



今回の研修も、何回もリピートオーダーをくださっている企業様で、今年度の2度目の研修。

前回が残念ながら少々成果レベルの低いものにとどまってしまったために、今回に向けてどうするかは多少のやり取りをしてはいました。



しかし、何とも事前準備段階では、

決定打にかけており、今回もなかなか難しいものを抱えながら走り抜けることになるかな、と思う部分がありました。


その上で、会場到着後に前回開催時に得た情報から、今回は講師としてこの部分には意識を持ったうえで進めますね、というスタンスで、先方事務局の方との、直前の、そして最後のすり合わせを行いました。


とは言え、正式な打ち合わせではなく、あくまで立ち話レベルの簡単なものです。




ですが、今回はその段階で、

そうだ、あの話をオープニングに入れ込もう、


とあるイメージが頭に浮かんできました。




もちろんいきなりそこで新たな何かが浮かんだわけではなく、あちこちの研修で使っているある資料をイメージしたわけです。

しかしとは言え、その資料が今回準備されているスライドの中に盛り込まれているわけではありません。



そこで登場するのがホワイトボード。


スライド資料ももともとは自分で作りあちこちの研修で活用しているものですので、ホワイトボードにそれを記すのは簡単。そもそもそれはクイズなので、わざわざスライドにするまでもないレベルのものです。


スタート10分前という直前の立ち話的打ち合わせから、

頭に浮かんだその教材を、開始5分後のアイスブレークを行っている状態のところにはめ込んで実施しました。



そのことによって2つの効果を狙います。


まずは個人一人ひとりが何かを考え、答えを出すことがこの研修は求められる、ということへの理解。

もう一つは他の参加者と打ち解ける、


という2点です。



結果はうまくいきました。

まずは自己紹介からグループ活動を始めてもらい、そこでいつものように皆さんにようやく緊張から離れた笑顔が出てきます。

研修スタート後の早い段階で多くの方のその表情をみることができると、講師にとっても大変精神衛生上プラスの効果をもたらします。


そしてその場が温まった状態の中でクイズにワイワイガヤガヤで取り組んでいただきます。簡単、単純、とは言え、回答がいくつも出るような設問の答え探しは、このような場にはとても良くフィットします。そしてみなが共同作業という形でそこに意識を向けてくださります。


誰もが同じ答えなるより、答えがばらつく方がいいのですね。


複数のものが正解と言えるであれば、個人やグループでの検討結果を聞いていった段階で否定することが少なくなります。研修が始まったばかりの段階で、このことが持つ意味合いも思った以上に大きな効果を発揮してくれます。



そしてこれらの一連のやり取りで、そのクイズのテーマに関する問題意識を持ってくれることにも繋がります。ただし、何から何まで正解ですよとはさすがに言いません。

この回答であればNGです、という線は明示します。それによって、何から何までOKつまり、何でも良い、という誤解にはならないようにします。



このように書くとなんだがずいぶん堅苦しい時間をセットしているような感じになってしまいますが、実際はそれほどの時間をかけているわけではありませんし、だいたいいつもこのクイズのときには和やかな感じを受講者自らが醸し出してくれますので、参加している皆さんには苦痛感のようなものはまったくないと思います。


このアイスブレーク+αが今回は冒頭に入れ込めたことで、冒頭の先方事務局のフィードバックコメントをいただくことにつながったと考えています。



改めて、開始直前ではあっても、企業研修であれば、先方の事務局の方とのすり合わせは

本当に大事だな、ということ再確認した日となりました。



最後に『本日のひとこと』


■企業研修は最後の最後まで事務局意向を確認しよう!

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