講師が新幹線の中で発熱した!<メルマガ#011>
- tsunemichiaoki
- 2024年7月6日
- 読了時間: 6分
こんにちは。セミナービジネス研究所です。
本日もありがとうございます。
前回インナーソールのお話をいたしましたが、講師を務めるうえで、インナーソールさえあれば全く問題なし、とはさすがに言えません。私の膝からくる問題もあるのですがそれ以外に立って講師を行う上で大事なもう一つのポイントにも言及しておかないと片手落ちかな、先週号をお届けした後気づきまして・・・(詳しくは編集後記で)

本題です。
今回は講師を務める上でのリスク管理についてのお話です。
早速、本文をどうぞ。
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講師を務めるうえでのリスクとは?
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セミナーで必要な3つの要素、というお話を以前しました。
6/12発行の第9️号です。
セミナーは講師がいないことには始まりませんから、リアルな会場での開催で、定刻になっても講師が登場しない、という状態は目も当てられない、ということは申し上げずともお察しいただけると思います。
今までたくさんの講師とお付き合いをしてきましたが、このような行動をされておられる講師の方もいらっしゃいました。
朝一番のセミナー対応の際であっても、どんなに遅くても開始の1時間以上前に会場そばまで到着し、喫茶店でゆっくりコーヒーを飲んでから会場に入るという行動を続けておられる方でした。
すごい!と正直に感嘆しました。
ここでの開催会場は都会の公共交通機関も発達している場所での話です。
ご承知のように日本の公共交通機関の運行管理の素晴らしさから考えれば、そこまで早く到着せずとも、遅刻することはありえないだろうになあ、と私は思ったわけです。
もちろん自然災害等で、公共交通機関がストップしてしまう、ということはあり得るわけですが、その際にはお客様も来場できなくなるということを考えれば、セミナーそのものの開催ができなくなります。
総合して考えれば1時間以上朝早く到着するところまで対応しなくても30~40分前を目処にしておけばまあOK。45分前を目指せば十分というのが私の感覚です。
ですが、やはり見習うべきは1時間以上前に必ず到着してコーヒーを飲みながら最終準備をしている講師の方の心掛けでしょう。
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続・講師を務めるうえでのリスクとは?
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講師を務めるうえでのリスク、それは遅刻(不在)ということをまずはお伝えしました。
これだけお伝えするだけで十分とも言えるのですが、あえてもう一つ、補足しておきましょう。
それは体調管理です。
別に講師に限らず、すべての社会人に共通的に言えることですが、風邪をひいたことで登壇できません、ではプロ講師失格と言われても仕方ありません。
ですが、これはコロナ禍を経たことで少し情勢が変わったかな、と個人的には感じています。故にリスクの筆頭には持ってきませんでした。
コロナが5類移行した現在において、もしあなたが講師を務める予定だった際に直前にコロナ感染してしまったとしたら、どう対処されますか。
ここはしっかり想定しておく必要があります。
今回は私自身の経験そのままをお伝えします。
決して褒められる話ではないのですが、コロナ禍以前のときはこの対処も必要だった、という話です。
ある冬の時期、出張で講師を務めていました。2日間連続セミナーだったのですが、初日終了後、なんとなく体調が思わしくないぞ、という自覚になり、慌てて薬局に駆け込んで風邪薬を購入しました。薬を飲んで早めに寝て、翌日も無事講師を務めましたが、なんともスッキリしません。
実はその時は、そこでのセミナー終了後、更に別な場所での出張セミナーがあり、特急でその場所から東京駅まで出て、東京から更に新幹線で新大阪に向かっていきました。
その新幹線の車中で、完全に体調が壊れている自覚をすることになりました。
単にのどがおかしいというようなレベルを越えて、明らかな発熱症状が出てきたのです。過去の経験から、この発熱が一気に進んでいる感じは単なる風邪ではなく、インフルエンザに罹患したか、というものでした。
夜遅くに新大阪に着きましたが当然お医者さんが空いているはずもありません。
もう覚悟を決めて翌日も講師として登壇です。
発熱している中、気合だけでなんと午前中を乗り切り、ホテルの方に事前にお願いしていた関係で、昼休みに近隣のお医者さんに車で連れて行っていただきました。
診察結果は見事にインフルエンザ。
薬をもらってとんぼ返りで会場へ。そして午後のセミナーに穴をあけることなく対応。
いただいた薬がかなり素早く効果を発揮して、少しは楽に午後は講師を務めることができ、更にその日の夜には熱も下がり、そちらも2日間セミナーだったのですが、翌日も登壇し、無事全カリキュラム終了させることができました。
この間、お客様には何も伝えていません。
本当に気合で乗り切った感じですが、アンケートを見る限りは誰も体調不良には気づいておらず、また受講への不満足の表明も一切なく、ホッとして大阪から自宅に戻ることになりました。
その時は、咳が出なかったことでこのような対応も可能でしたが、この対応、決して褒められるものではないことはおわかりいただけると思います。
リスク管理の視点として、万が一このような事態に直面したらどうするか、お一人おひとりが事前に考えておくべきことであることをここから感じていただければ嬉しい限りです。
コロナ禍を経験した私達は、ここでお伝えしたような気合で乗り切る、ということはもうできない時代になっているということを認識しておかなければなりません。
一方で、コロナ禍のような情勢になかった時代とは言え、セミナー中の昼休憩時間の間に近隣のお医者さんまで連れて行ってくださったホテルのO様には今でも本当に感謝しております。
改めてこの場をお借りして御礼です。その節は本当にありがとうございました。
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■編集後記■
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膝の話の続きです。
膝に水が溜まってしまうのは私の場合は、同じ姿勢、状態が続くことによってである、ということがわかっていることもあって、セミナー中には可能な限り歩き回るようにしています。
そのうえで、もう一つ気をつけていることはなにか、というと
姿勢
です。
実はある時、壇上で挨拶をしている自分の姿がうつる写真を見て愕然としました。
大変不格好なのです。
格好が明らかに悪いのです。どうしてだ?と自問自答せざるを得なくなりました。
足が短い、というような部分はどうしようもないので、それらを差し引いても、不格好なのです。
そう簡単には解決の糸口が見つけられなかったのですが、ある時アッこれだ、ということがわかりました。
簡単なことだったのですが、姿勢が悪い、ということだったのです。
背中が反ってお腹が出ているような状態。
きをつけの姿勢が崩れていたということです。
膝にとってそのほうが楽、という感覚もありました。
ですがそれはやはり本来の人間の骨格を踏まえた正しい姿勢ではありません。
膝と腹筋の使い方が整っていないことでそのような状態を作り出していました。
その矯正を図る、という意識を持つようになって以来、幸いなことに自分が写っている写真で以前のような不格好なものはなくなりました。
ですが、まだまだ意識しないとそれらの姿勢が保てないときが起きています。
膝への影響も当然あると思っています。
特に男性は自分の立ち姿への意識をもつ必要があるかな、と感じています。
今回の話を反面教師にしていただければ幸いです。
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代表 青木恒享
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