講師登壇直前、緊急事態発生!<メルマガ#013>
- tsunemichiaoki
- 2024年7月17日
- 読了時間: 6分
こんにちは。セミナービジネス研究所です。
本日もありがとうございます。
前回、前々回と講師を務めるうえでの体、姿勢、体調の面でのお話を続けておりました。実は講師を長く務めているといろいろな経験をするもので・・・(詳しくは編集後記で)

本題です。
今回は講師を務めるうえでのリスク管理のお話と再発防止策についてです。早速ですが本文をどうぞ。
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講師を務めるうえでのリスクとは?
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セミナーで必要な3つの要素、というお話を繰り返しお伝えしています。
お客様がいらっしゃらないことにはセミナーは始まりませんが、同様に講師がその場にいなければセミナーは始まりません。
オンラインセミナーであれば、自宅から配信ということもできますので、講師不在のリスクがぐっと減りますが、リアルな会場での開催の場合はそうもいきません。
前回は、インフルエンザになったときのお話をいたしましたが、風邪をひいて声が出ない、というような状況であっても同じように困った自体に直面します。
ある講師の方とお話をしている際に、いつもお元気ですよね、と言葉をかけた際に教えていただきました。
『風邪やウィルスをもらわないために、コロナ5類移行した今でも、外出の際はマスク2重で対応しています』
マスク2重の効果性はどうなのだろう、と思う部分もありますが、このスタンス、さすがと唸ることとなりました。私の場合はもうすっかりマスク無しの生活をしておりますので・・・。
個人的にはマスクより、栄養バランスの取れた食事、睡眠、そして運動、これらの総合的なバランスの方がハイパフォーマンスを続けるうえでは大事と思っていますが、それだけでは十分ではありません。前述の方は私より年上ですが、いつお会いしてもスーツをシャキッと着こなし、大きな声での挨拶の言葉で出てくる周りの気分も上げることができる方です。
相当にそれは体に染み込ませることができた長年の叡智と言ってもよいようなものすら感じる方ですから、単にマスク2重で慢心するような方ではないはずです。
いずれにせよ、取り組む仕事への情熱が風邪を遠ざけることにはつながることは間違いありません。
そう考えていけば、講師として人前に立つ際のリスクは、表面的には体調管理、ということになりますが、本質的には、どれだけお客様のことを考えることができる熱意がそこに伴うか、ということになります。
人間ですから誰でもその人のバイオリズムがあって、いつでも絶好調というわけにはさすがにいきません。そうなると、好調だったときから体調が崩れていく心身の状態のときに講師登壇がある場合はどう対処するか。
そういったことまで意識をしておくことが大事になります。
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失敗した・ならば再発防止策は?
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とはいえ、わたしたち人間は、やはり絶対ミスをしないということは想定しにくいというのが本当のところです。
色々考え準備したとしてもうまく行かないことは頻繁に起きます。
同じ内容のセミナーであっても、受講するお客様が違えば当然反応も違います。
いつもいつも同じ、ということは基本的にはありません。
失敗とまでは行かずとも、事前に想定したほど効果をあげなかった、ということも頻繁に起きます。
事前にリスクを想定して回避する、いわゆる未然防止策はとても大事なことですが、起きてしまったことはもう覆水盆に返らず、です。
その時に考えることはなにか。
反省してしょげかえる、ということではないことはお察しいただけると思います。
はい、そうです。
大事なことは再発防止策をいかに考え、実行に移すかです。
社会人になった際に、全ての方が上司あるいは先輩から教わったと思います。
一度目のミスは仕方ない、だが同じミスをもう一度繰り返すことは絶対しないように。
という感じで指導教育を受けませんでしたか。
私の場合は上記のような感じでした。
ですが、残念ながらこれでは不十分です。
上記の指導では精神論から抜け出せていないからです。
そこで、前職の世界の話になるのですが、ISOマネジメントシステム(ISO9001(品質)やISO14001(環境)というものの世界です)では是正処置、という概念があります。
今日は少しだけそのご紹介です。
簡単に説明すれば、是正処置とは
問題が起きた原因を深堀りして、そこに手を打つ、ということです。
臭い匂いはもとから立たなきゃダメ、
というフレーズはお聞きなったことがあるのではないかと思います。
臭い匂いがした。消臭剤をまいた。
ご家庭ではありかもしれませんが、ビジネスの現場ではそれでは・・・ということはお感じいただけると思います。
なぜその悪臭が発生しているのだ?
というように、「なぜ?」という問いを続けていきます。問題の真の原因を探り出すという手法を用いて発生した事象の真の原因、根本原因を探り出し、そこへの対処を図ることで、ようやくやるべきことをやった、と言えるわけです。
自分だけ再発しなければよい、ではなく、ビジネスの現場であれば他の人も含めて同じミスをしないための仕組みの強化、改善を図りましょう、というのがISOマネジメントシステムの概念です。
残念ながら講師としてセミナー登壇でなにか失敗をしてしまった、という経験は多くの方がしていくことになります。
場合によってはお客様にもお詫びをしなければならないことすらおき得るでしょう。
それはそれで必要な対処ではありますが、より大事なことは、2度と同じミスをしないために、どのように根本原因を特定し、対処していくか、ということです。
再発防止策。
どうぞ大事にしていただきたいと思います。
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■編集後記■
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講師の体調管理の話を続けています。
私もそれなりに長い講師経験を持つようになりました。
色々失敗もしてきています。
その中でも特筆すべき失敗、と言ってもよいものが今回の事例でした。
今回のメルマガの表題、
「講師登壇直前、緊急事態発生!」
についてはこの先に続くストーリーを踏まえたネーミングです。
この事象は人によってはまず気にしなくてもよい、とも言えるかなり個人的問題です。持病というようなものではありませんが、私の場合は、起きる可能性は一般の方より相当に高いのですが、備えが十分とは言えない状況で起こしてしまった失敗でした。
詳細は長くなりますので下記からどうぞ。
ポイントはリスク管理とそれに失敗した場合の再発防止をどのように考えるか、ということになります。
それでは以下からどうぞ。
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メールマガジン発行者情報
セミナービジネス研究所
代表 青木恒享
※バックナンバーはホームページで公開しています。
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