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決算書をひもとく価値<メルマガ#024>

  • tsunemichiaoki
  • 2024年12月3日
  • 読了時間: 5分

こんにちは。セミナービジネス研究所です。

本日もありがとうございます。


先日、札幌に赴任している子どもが夏休みで家に帰ってきているときにした会話です。

LCCで札幌に帰るため、飛行機は羽田からではなく、成田からのフライトでした。そこまでは成田エクスプレスで行くの?切符の予約はしたの?という会話だったのですが・・・(詳しくは編集後記で)


決算書


さて本題です。前回は経営者向けの決算書に関するお話をさせていただきましたが、今回もその続きになります。

それでは本文をどうぞ。



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決算書の比較

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前回、決算書、財務諸表という堅苦しい言葉を持ち出しました。

多くの方が可能であればそれらは避けたい、と思うかもしれませんが、さすがに経営者はそれから逃げるわけには行きません。


必ず向き合わなければならないものですから、しっかり読み解けるようになって欲しいわけです。


しかし会社によって、経営の状況は完全に異なりますから、その読み解き方も一様ではありません。

大きな設備投資があるかどうか、借り入れがあるかどうかによってもだいぶその趣き、読み解き方も変わります。その部分は、その会社の特質を踏まえたうえでの決算書への理解が求められます。


前回のメルマガではそのための基礎知識獲得のために、とにかくやさしい本を読みましょう、と申し上げました。漫画本があればもっとオススメです、とも記しています。


今日はそこからもう一歩進めます。

まず、単年度の決算書への理解が概ねできるようになったならば、次のステップは2年分の比較です。


今回の決算書は前年度のものと比較して何がどのように変化しているか。


ここは少々大変でしょうが細分化されている科目すべてについて丹念にチェックしていってください。

売上総利益や営業利益、等のまとまっている数字の比較も大事ですが、一つひとつの科目の確認で感じられることが色々出てくるはずです。


一つひとつの科目と言っても、何百とあるわけではありませんから頑張りましょう。


その一つひとつの科目の数字の比較では、実際の経営をしているわけですから、肌感覚があるはずです。その肌感覚と実際の数字の突き合わせをするということです。


そうすることによって、実施に起きていた問題が決算書のどこに反映されているのか、ということがわかるようになります。


もし一度もそのような比較をしたことがない、という方がいらっしゃれば、今すぐ取り掛かってください。

必ずなにか感じることがあるはずです。


 

 

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何年分の決算書を確認するの?

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前年度の決算書との比較はいかがでしたか。


数字は素直です。

正しい姿を示してくれます。


故に経営者にとって通信簿なのです。

2年分の決算書の比較、ということでそのことがより明快につかめるようになります。



そこができれば、ひと段落ということになります。

ですが、そうはいってもそこが終着点ではありません。


その次のステップとしての複数年の決算書比較については、

深堀りしたものを下記リンク先にしたためました。

お時間ある時にご覧いただければ幸いです。

 




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■編集後記■

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特急・成田エクスプレスの予約についての子どもとの会話の続きです。

これはJR東日本の話なもので他の地域にお住いの方ではピントが合わず申し訳ないのですが、ネット社会がどんどん進むことによりデジタルデバイドという形でネット強者・弱者の違いがどんどん進んでいってしまうのだろうな、と改めて感じた故にお話しようと思いました。


大昔の話かもしれませんが、JRの特急電車の予約は、みどりの窓口に並んで購入して、というのが当たり前でした。そこから一歩進むと券売機で購入して、という購入方法ですね。

ですが、今はネットでの予約ができるようになり、数年前から私も「えきねっと」というサービスを使うようにはなりました。

ですが、それほどJR東日本管内での出張があるわけではなく、利用機会はなかなかありません。そんな中でつい先日、千葉に出張に行く際に、急いでいくなら各停ではなく特急という選択肢がありました。もともとは各停で行くつもりが、前の予定が伸びて、次の予定に間に合わない、さあどうしよう、と思ったときに途中駅から特急に乗り換えればいいか、と気づきました。


各停の電車に乗っている際に中にスマホを操作して、えきねっとにログインし、特急券購入をしたのですが認証確認が色々あってかなり苦労しました。モタモタしていると乗換駅についてしまうのではないか、と少々焦りながらスマホの操作を続けました。結果的に乗換駅に着く前に無事特急券を購入でき、次の打ち合わせの時間にも間に合ったことで一件落着ではあったのですが、そのときの特急料金が、乗換案内のアプリで見ていた金額より少々安く、あれっと思いました。ですがそのときは、ネット予約だとそのような割引サービスをしているのだな、と金額も大きくなかったので気にしていなかったのですが、成田エクスプレスではネット予約で結構安くなったよ、と子どもがいうので改めて割引のことを思い出した、というわけです。


航空券は、ネット予約の段階で日々値段が変動する、という理解はかなり浸透しているのではないかと思います。

ですが、特急料金もこのように予約する手段によって値段が違う、ということへの認識は少なくとも私は十分に持っているとは言えませんでした。


こういったことを知っているかどうか、そしてスマホを含めたIT機器をどれだけ使いこなせるかによって得られる便益に差が出る時代になったということを痛感した出来事でした。


今ごろそんな事知ったの?と言われてしまう話かもしれませんが、

本日もお読みいただきありがとうございました。



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メールマガジン発行者情報


セミナービジネス研究所

代表 青木恒享



※バックナンバーはホームページで公開しています。

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