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セミナー開発の基本のキ 

  • tsunemichiaoki
  • 2024年11月24日
  • 読了時間: 6分
セミナー

本日もセミナービジネス研究所の記事をご覧いただきありがとうございます。あらゆる経営者の方が事業を発展させていく上で、セミナー展開の価値、メリットを感じていただくために、セミナー展開で御社の事業あるいは経営者であるあなた自身のアピールをしていただきたいと考えております。

そのために、セミナー展開をどのように行っていけばよいか、という基本をお伝えするため、そしてご参考になるのでは、という記事を書き連ねております。


前回は、講師登壇前の予習について、両極端とも言える例を用いてご説明しました。架空の物語ではなく、ある講師と私をモデルとした例示でしたので、それなりの信憑性をもって皆様の方でも受け止めていただいたのではないかと思います。

今回は講師ネタから少し派生して、セミナー自体を開発する際のポイントについてのお話に進めたいと思います。


それでは今回の本文をどうぞ。







第1章 セミナー開発は誰が行うのか


セミナー開発は誰が行うのか。

この問いに対する答えは、昨今の情勢を考えると、AIが開発する、という答えを追加しないといけないかもしれませんが、そうは言ってもそのAIに指示を出す人間が必要ですからまだまだ完全自動ということにはなりません。


そもそもその世界に行ってしまうとセミナー会社の存在自体も不要になってしまいます。まだまだそれは当分先の世界のことでしょう。



さて、もとの問いかけの内容に戻ります。


セミナー開発は誰が行うのか。


大きく分ければその答えは2つになります。


講師が開発するのか

セミナー会社が開発するのか


の2つです。


どちらが良いか、という比較はあまり意味がありません。

どちらもありだからです。


個人事業として取り組む方にとっては前者の講師が開発する。

より大きな規模で何名もの講師を活用して展開する、ということであれば後者のセミナー会社が開発する。


ということになります。





第2章 セミナー開発の基本


セミナー開発の基本は、5W1Hで考えていただければ大枠はカバーできます。


どのようなセミナーを、いつ、どのような人に向けてどこで提供していくか。

どのようなセミナーを、という部分を考えていくうえでは、なぜそのセミナーがその人々に必要なのか、という整理も必要です。


そして今であれば、リアル開催なのかオンライン開催なのか、という設定も早い段階でしなければなりません。


オンライン開催の場合は、利便性はもう多くの方が認識される状況になっていると思いますが、その一方で、リアル開催には遠く及ばないこともあることを踏まえて、どちらの開催形態が良いかを決めていく必要があります。


そしてそのセミナー受講でどのレベルに引き上げるか。


これも大事なポイントです。

それによって、セミナー開催時間の設定もおのずと決まってくるからです。



極めて簡単な第一歩を踏み出すためのセミナーということであれば1時間でOKでしょう。

ですが、細かい技術的な部分まで含めて、現場で即戦力になっていくための研修、というものであれば数日間の缶詰研修ということになるかもしれません。



開発企画書という書式の書面を作る必要についても触れておきましょう。


法規制で作りなさい、という規定があるわけではありませんのであくまで自主判断ということになりますが、可能な限り作成することをおすすめします。


書式は別にこれを使わなければならない、というものもありませんが、


どのような人を対象に、どのような達成目標をクリアしてもらうために行うセミナーか、という点は漏らさないようにしてください。




第3章 教材開発の基本


セミナー設計の大枠が決まれば次は教材開発です。


教材の主要項目は


・時間割

・テキスト

・投影用スライド

・演習

・理解度確認テスト


になります。


どのようなセミナーであっても、時間割は絶対に必要です。

そうです、たとえ1時間のミニセミナーであっても、受講される方に見せる、渡すかどうかは別にして、セミナーの運営管理上、講師側には絶対必要なものとして認識してください。


その上で、テキストは投影用スライドのハードコピーで済ませるのか、しっかりとした文章にしたテキストを作るのかどうか、ということを決めていきます。


そしてこれは現在の状況であれば考えるまでもないかもしれませんが、スライド資料を作るかどうかを考える、ということになります。


このように書いたのは、スライド資料はなしでもセミナー運営はできるからです。

ただしその場合はしっかりしたテキストが必須、ということになります。


また理解度確認テストを1時間のミニセミナーですることはめったにないと思いますが(企業内研修であれば可能性大です)2日以上の長期間にわたるセミナーであれば必ず入れ込む べきでしょう(あくまで私見ですが)。


演習をどうするか。

これもセミナー開催時間、達成目標をどのように考えるかによって対応方法も変わってきます。

機会があればそれらについての深堀りを別途したいと思います。





第4章 アンケート


最後に、準備すべき教材類とは少々違いますが、これにも触れておきたいと思います。


受講者アンケートです。



開催内容で満足いただけたかどうかは、講師であればある程度は感触で分かります。ですがベテランの領域に達しても、まだまだ受講者の表情等からそれらのすべてについてを把握することは困難です。


ゆえに、受講者の方々がセミナー終了時にわざわざ時間をとってアンケートへのご協力をいただけるというのは本当にありがたいことです。


ここは必ず書いてくれるのが当たり前、ということではなく、

どうぞご協力よろしくお願いします、というスタンスで臨みましょう。


記載してもらう内容については、あなたが欲しい情報、ということをじっくり考え、厳選してアンケートの書式を作るようにしてください。


貴重な時間をいただいて記入いただくわけです。

色々欲しい情報を求めたくなりますが、書く方の負荷を考えてできるだけ少ない項目(3~4項目程度がおすすめ)にしてお願いしていくことをおすすめします。




今回はセミナー開発の、あくまで入り口部分のご説明をいたしました。

それぞれの項目を深めていく必要性、価値はありますので、次回以降にお伝えしてきたいと思います。


本日もお読みいただき、ありがとうございました。



(了)

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