講師に向かって再び事務局暴言??<メルマガ#017>
- tsunemichiaoki
- 2024年8月18日
- 読了時間: 6分
こんにちは。セミナービジネス研究所です。
本日もありがとうございます。
梅雨があけ、いよいよ夏本番です。今年も頑張って乗り切りましょうね。
さて、梅雨明けちなんで、これはだいぶ前のことですが、「梅雨明け10日」という言葉を知りました。
山好きの方から聞いた言葉だったのですが、梅雨明け後の10日間程度は山の天気も安定して登山には最適の日々、という意味で言われるようになったそうです。そのような天候の時に山に行ってみたいと思うのですが・・・(詳しくは編集後記で)

本題です。
前回、先生と生徒という関係のお話をしました。講師の側として気をつけるべき点、ということでお届けした内容ですが、セミナー事業の展開が進んでくると、講師以外にも事務局担当者の存在がだんだんクローズアップされてきます。
今日はその事務局担当者に焦点を当てたお話をしたいと思います。
それでは本文をどうぞ。
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でしゃばりな事務局
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複数日連続開催のあるセミナーでのことです。
複数日連続開催のセミナーの場合、講師は体力的にきついものがありますが、一方でお客さんとの距離感がだんだん縮まってくることによって運営管理は楽にできるようになる、というメリットもあります。
同一講師で比較したときでも、1日の単発セミナーよりも複数日連続のセミナーのほうがお客さん側も情がうつるというか、だんだん馴染んでくることもあって、少なくとも悪い評価の数は確実減ります。
そのようなメリットが色々有る複数日連続開催、それもその時は5日間連続開催のセミナーで、2日目が終わるタイミングでより講師とお客さんの絆を作ろうと、事務局として普段はやらないことにチャレンジしたことがありました。
講師は専門的なこと、カリキュラムをこなすことに集中しているため、全体としてのお客様対応に手が回りきらない可能性を危惧してのチャレンジでした。
何をしたかと言うと、それまでの同種セミナーでも休憩時間等でお客様と雑談をする中で、そのタイミングであればだいたいこのような疑問とか悩みに行き当たる可能性が高い、と感じていたことがあったので、それを皆さんの前で、個別対応ではなく、全員に周知、という形で事務局アナウンスを行ったのです。
結果は・・・。
見事に大失敗。
参加者の方には全く響かず、講師からは、なに余計なことをやってくれるんだ、という感じでのお小言をいただくことに。
自分の思惑とは全く異なる結果で、早々に退散する感じで、2度目のチャンスは訪れませんでした。
完全な企画倒れ。
何がいけなかったか、と言えば、
一言でいえば、押し付けになってしまった、ということです。
お客さんからすれば、通常の個別対応時は人間関係がある程度できている、ということと問題意識がそこにあるからコミュニケーションができる、ということなのですが、その場では事務局担当者との人間関係はできていないし、まだ問題意識も十分に醸成されていない段階であることから、何を言っているんだ、そんな事を言ったって、という反応になってしまったのです。
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チャレンジする功罪
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仕事におけるチャレンジ。
これは絶対にしないよりしたほうがよい、ということはおわかりと思います。
ではこのような事務局担当者がチャレンジをして失敗してしまった時にあなたであればどのような対処、指導教育をしていきますか。
そのポリシーがあなたの会社でセミナー展開をしていくうえでのベースとなる概念につながっていく、ということをここでは意識していただきたいのです。
誰もが仕事における失敗はしたくありません。
ですが結果がどうなるかはやってみないとわからないケースがあります。
特に人がどう反応するかは、事前のシミュレーション通りになるとは限りません。上述の事務局対応、チャレンジは事前の検討不足、根回し不足であることは明らかですが、もし担当者がこのようなことをやってみたいのですがいかがですか、とあなたのところに提案、上申してきたら、どのように返答するか、ということを考えておいていただきたいのです。
セミナーの質を上げることは、講師だけの努力では十分とは限りません。
特に会社組織として動いている方であれば、セミナー業務に関連する人々の総力をいかに結集するか、という視点は欠かせません。
若手には若手の良さ、そして勢いがあります。
ベテランにベテランの良さ、経験値からくる熟成というものがあります。
どちらが是でどちらが非、ということではありません。
両者の良い点を融合してこそセミナー展開を成功に導くことができます。
経営者にとっての頑張る視点、ということになります。
今回の大失敗をしでかした事務局担当のさらなるチャレンジ、そして
失敗の話を下記にてしたためております。どうぞご覧ください。
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■編集後記■
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「梅雨明け10日」
この言葉を知って以来、梅雨明けがいつ頃になるのだろう、と以前より遥かに気になるようになりました。
その言葉を初めて理解するようになったのはおそらく15年くらい前のような記憶ですが、理解した当初は梅雨明け後の空は青いな、きれいだな、と感じたことを今でも覚えています。
ですが、どうも最近はなにか様子が変、という感じが否めません。
なにかと言えば、以前のような「梅雨明け10日」の空の色があまり見られない気がするのです。
確かに梅雨明け宣言が出たその日や次の日から猛烈な暑さになる、という季節の変わり目は感じられるのですが、青空がないときが気のせいかもしれませんが多いように感じるのです。
とにかく暑いけどスッキリしない日が多い、つまりジメジメの状態からカラッとした天候への変化が劇的に感じられないのです。
これも温暖化の影響なのでしょうか。
昨年夏、8月3日に長野県の北アルプスの初級者向けの山に登ってきました。
時期的に考えれば、昨年は梅雨明けが7月22日だったので、梅雨明け10日の恩恵に預かるのは少々厳しいかな、と思いながらの夏山登山でした。
結果は、悪天候に見舞われることなく、無事登山ができましたが、晴れていて青空が見える時間帯が長かったものの、空の色は今ひとつキリッとしたものにはお目にかかれませんでした。
そう、通常の晴れの天候とあまり変わらないのでは、という感覚です。
今年も私の住むところでは梅雨明けの日は酷暑でしたがキリッとした青空は見ることができませんでした。これも温暖化の影響なのでしょうか。梅雨明け直後は海に山にとっても適した時期だと思っていたのですが、果たして来年以降はどうなるのでしょうね。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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セミナービジネス研究所
代表 青木恒享
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